キッチンカー(フードトラック)の独立開業サポートやコンサルティング事業に特化したソリューションを提供する株式会社アニマート(栃木県宇都宮市、代表取締役:萩原 玄明氏)を取材しました。
- フードや音楽系のイベント
- オフィス街のランチシーン
- スーパーや駅前
などで頻繁に目にするようになったキッチンカーですが、飲食経験が少ない個人でもはじめられる事業として注目を集めています。
キッチンカーの開業を検討している方のなかには、キッチンカー事業の成功の秘訣や具体的な開業方法などが気になる方も多いのではないでしょうか?
今回は代表取締役の萩原 玄明さんにキッチンカーに特化した事業を立ち上げた背景やソリューションの特徴、キッチンカーならではのメリットについてもお話をお伺いしました。
多くのお客様からキッチンカービジネスの相談を受けたことで、独立支援に踏み込む
編集者
まずは株式会社アニマート様が提供するキッチンカー事業について教えてください。
萩原
さん2008年に創立した株式会社アニマートは、キッチンカーに特化した独立支援やコンサルティング事業をおこなっています。 キッチンカーは、自動車を購入して終わりではなく、利益がでるように運営できなければ意味がありません。 そのため、キッチンカーの独立支援やコンサルといっても、 ・出店先を開拓するための営業サポート ・レシピ開発 ・メニューのオペレーションの設定 ・SNS運用 などトータルサポートする体制を完備しています。 キッチンカーでのビジネスが未経験の方でも、基本的な部分から手厚くサポートするのが弊社の特徴です。
編集者
なぜキッチンカーに特化した事業をはじめようと思ったのですか?
萩原
さんもともと私自身が、15年前にキッチンカーとしてメロンパンの販売をしていたんです。 キッチンカーで商品を販売するなかで、お客様から『私もキッチンカーを開業してみたいのですが、どうしたらいいんですか?』と開業相談を受けることが多かったんですよね。 特に2006年前後はメロンパンのキッチンカーが注目を集めていました。 テレビで紹介されてからその人気に拍車をかけ、脱サラをしてメロンパンのキッチンカーをはじめた方も多かったんです。 私自身もとあるフランチャイズの傘下に加盟していました。 しかしはじめたばかりの半年、1年間は良いのですが、ロイヤリティや商材を仕入れるための最低限のノルマがあったりと、一定の制約があったりするのも事実です。 その結果、場所に縛られないというキッチンカーならではの強みが活かせないというジレンマから、メロンパンのキッチンカーは辞めて、クレープのキッチンカーに業態を変えていきました。 そんな中、最終的には6台までキッチンカーを拡大することができたのですが、どの場所でも開業に関する相談を受けることが多かったんです。 これまでの自分の経験が、これから開業する方の役に立つのではないかと思い、2018年から開業支援事業もスタートしていきました。
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マーケットの拡大も追い風に。最小限のイニシャルコストで独立できるのがキッチンカーの魅力
編集者
キッチンカーならではのメリットは何かありますか?
萩原
さんキッチンカーならではのメリットは、2つあります。 1つはキッチンカーが、一定の市民権を得たことで、マーケットが拡大しキッチンカーで商品を買いたいという人が増えたことです。 そして2つ目は、低いイニシャルコストと単一商品でビジネスをスタートできる点です。 数年前まで、「キッチンカー = 屋台・的屋」のようなイメージがあり、イメージが通常の飲食店に比べて悪かったんです。 しかしここ数年は、キッチンカーという存在が世間的にも浸透していきました。 新型コロナウィルスの流行により、テイクアウトやデリバリーが支流になったり、屋外での販売方式だったりもあり、イメージが良くなりマーケットが拡大しています。 またキッチンカーは、居酒屋のような多品目の商品を販売する必要がないので、単一商品で問題ありません。 例えば、ワッフル、クレープ、唐揚げ、ポテトフライなどですね。 飲食未経験でも自分のセンスと努力で成功していくことが可能なのもキッチンカーの魅力ですね。
編集者
なるほど!キッチンカーを開業するまでのコストと売上などはいくらが相場でしょうか?
萩原
さんイニシャルコストは、 ・車体購入費 ・ポップ・看板の作成 ・調理器具 ・仕入れ先 などを含めて300万円前後ですね。 また売上は、場所や商材によって異なりますが、2万5000円~5万円程度をイメージしていただければと思います。
SNSマーケティングが成功のカギ。4割が常連客という成功事例も
編集者
キッチンカーに挑戦したい方も多いと思うのですが、成功の秘訣は何かありますか?
萩原
さん成功のカギはSNSの活用と販売する場所や業態に拘らない柔軟性ですね。 キッチンカーは、SNSとの親和性が非常に高いのも特徴です。 単一商品を作り込み、SNSで話題になるような商品の開発もしやすいですね。 またキッチンカーの事業者が、SNSでリアルな情報を発信することで、お客様がキッチンカーを追いかけるような動きもあります。 その結果として、一般的には常連は2割付けば良いと言われるなかで、4割が常連のお客様を集客できるようになっています。 私自身もそうでしたが、キッチンカーをはじめたばかりの時、陥りがちな失敗にフランチャイズの暖簾代がコストとして負担になってしまう点がありました。 場所で売れるものも変わるので、ただブランド力より個人のセンスやSNSに力を入れていくことが重要だと思います。 またキッチンカーは、場所を選ばずに出店先を選べるのも特徴です。 昔は出展者や横との繋がりで、大型の音楽イベントやお祭りなどに出店が集中していました。 しかしコロナ禍になってから、従来の固定概念がなくなり、多くの事業者様が次々に新しい挑戦をしていますね。 業態を場所に応じて柔軟に変えて、ワッフルから唐揚げ、唐揚げからトルネードポテトなど、場所との相性に最適な商材を販売しています。
キッチンカーのリースサービスと販売ノウハウをセットで提供。キッチンカーの可能性を広げる
編集者
最後にこれから挑戦していきたいことについて教えてください。
萩原
さんキッチンカーの短期レンタルをやってみたいと思います。 新型コロナウィルスの影響がもう少し落ち着いて、イベントが増えてきたらこのようなリース事業もはじめたいですね。キッチンカービジネスの1つの形として拡大していくと思います。 それと併せて販売のノウハウの提供にも重点を置いていきたいですね。 キッチンカーは、個人の想いやセンスを表現できる形だと思っているんです。 飲食店での就業経験がなくても、自分が作りたい世界観を商品やお店全体で構築していくことができるのもキッチンカーの魅力かもしれませんね。
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