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焼き鳥は移動販売・キッチンカーでの開業がおすすめ!メリット・デメリットを解説

焼き鳥は移動販売・キッチンカーでの開業がおすすめ!メリット・デメリットを解説

焼き鳥は子供から大人まで幅広く好まれている料理であり、調理も比較的簡単であることから、飲食店を開業したいと考えている人にぴったりです。
この記事では、移動販売で焼き鳥屋をやるメリット・デメリット、必要な開業資金、開業までのステップなどを紹介します。
まだ具体的なプランはないものの、移動販売の開業にむけて情報を集めたい、といった方はぜひ参考にしてください。

焼き鳥の移動販売のメリット

焼き鳥の移動販売は以下のようなメリットがあります。

  • 集客が見込める場所に移動できる
  • 調理が簡単
  • コストが抑えられる
  • ワンオペ~2人態勢での営業が可能


移動販売はさまざまな場所へ移動して出店できるため、ターゲットが多くなり、売り上げが見込める点が特徴です。

もし、あるエリアでの売り上げが芳しくないとしても、移動すれば改善できる可能性があります。また、曜日や時間帯に応じて移動できるほか、大規模イベントがある時には、そこで出店することも可能です。

また、焼き鳥は調理しやすい点が特徴であり、スペースの限られるキッチンカーの中でも十分に調理可能であることから、移動販売との相性もいいといえます。

飲食店の経験がない人でも、調理しやすくなっています。さらに、焼き鳥は老若男女を問わず幅広い世代で人気のメニューである点も、メリットだといえるでしょう。

キッチンカーは、店舗を開業するよりも開業資金や固定費などを抑えやすいという特徴があります。店舗型の場合、店舗の取得費に加えて、内装工事や家賃など開業資金・固定費ともに高額になりやすい傾向にあります。また、アルバイトを雇用すると人件費もかかります。

一方で、移動販売の場合、キッチンカーを手配する必要がありますが、店舗の取得と比べると費用はかかりません。また、中古車を利用すればさらに費用を抑えられるでしょう。

焼き鳥の移動販売のデメリット

一方のデメリットとしては以下のような点があります。

  • 仕入れ・仕込みの量の予測が難しい
  • 競合が多い

焼き鳥に使用する鶏肉は肉類の中でも消費期限が短いこともあり、飲食店未経験者にとっては仕入れや仕込みの量をどのくらいにするかが難しくなっています。
そのため、例えば初心者が開業した場合、仕入れ・仕込みの量が少ない・多いといったことが起こり、販売チャンスを逃す・廃棄が増えてしまうといったことが起こるおそれがあるでしょう。

また、焼き鳥の移動販売は競合が多い点にも注意しなければなりません。焼き鳥は調理が簡単であるため、初心者でも参入しやすいジャンルだといえます。差別化を図らなければ生き残りは難しくなるでしょう。

焼き鳥の移動販売の年収と収入

焼き鳥の移動販売の平均年収は400〜500万円程度です。

例えば、年収が400万円である場合月収は約33万円です。22日稼働した場合、日給にすると約1.5万円となります。ここに原材料費などが加わるため、実際には1日あたりの売り上げは1万円程度となるでしょう。

もちろん、出店エリアやお店の人気度によってはさらに売上、収入がアップする可能性もあります。

焼き鳥の移動販売に必要な資金

焼き鳥の移動販売を開業する場合、だいたい300〜500万円程度の資金が必要です。

この金額には、車両の手配を含めたキッチンカーの準備費用のほか、調理に使用する焼き鳥器や食材を補完する冷蔵庫などの設備費用、使い捨て容器などの備品や食品衛生責任者の資格取得にかかる費用などが含まれています。

焼き鳥の移動販売に必要な設備

移動販売を始めるにあたっては、以下のようなものが必要となります。

  • キッチンカー
  • 焼き鳥器
  • 冷蔵庫、冷凍庫
  • 調理器具
  • 使い捨て容器
  • 集客用のパネルやのぼり

また、焼き鳥の移動販売にたってはいくつかの資格・許可を取得する必要があります。どのようなものが必要なのか引き続き解説します。

移動販売に必要な資格

キッチンカーによる移動販売を開業する場合、以下のような資格・許可などを取得する必要があります。

  • 食品衛生責任者
  • 保健所の営業許可
  • 移動販売車の登録

食品衛生責任者とは、飲食店開業の際に必須とされている資格です。

その名の通り、食品に関する衛生管理を行う人の資格となっています。

調理師や栄養士の資格を持っていれば、そのまま責任者となることができますが、そうでない場合は各都道府県で実施している講習会を受講する必要があります。

講習会は6時間程度となっており、受講費用は1万円程度です。1日で取得できるため、飲食店の経験がない人でも問題ありません。

また、キッチンカーで飲食店を開業する場合、営業許可を取得する必要があります。
許可を得るためには、営業予定地を管轄している保健所に申請をしなければなりません。また1〜2万円程度の申請費用も発生します。

営業予定地が各地にある場合、許可をそれぞれ取得する必要があるため注意してください。

キッチンカーが設備などを改造した加工車に該当する場合、特別用途自動車として登録する必要があるため、忘れないようにしましょう。

焼き鳥の移動販売を始めるまでの流れ

ここでは、焼き鳥の移動販売を実際に始めるまでの具体的な流れを紹介します。開業を検討している方はぜひ参考にしてください。

開業計画を立てる

開業を目指す場合、まずは開業計画を立てることが大切です。なぜ開業するのか、どういったコンセプトのお店にするのかなど、方針を決めることでその後の戦略を立てやすくなります。

高級志向にするのか、それとも薄利多売で責めるのか、メニューは限定するのか、増やすのか、焼き鳥はタレにするのか塩にするのか、それとも両方にするのかなど、具体的にどのようにして売り上げを確保していくのか検討することが大切です。

キッチンカーの手配

移動販売にはキッチンカーが欠かせません。焼き鳥の場合、調理に必要な設備はそれほど多くないため、キッチンカーは小さくても問題ありません。

軽トラック程度のサイズの車を改造して調理スペースを作れば十分でしょう。キッチンカーの手配方法としては新車の購入、中古車の購入、リースがあります。

費用を抑えたいのであれば中古車の利用がおすすめです。また、毎月の利用料金は発生しますが、リースであればキッチンカーの手配にかかる初期費用を抑えられます。

調理器具などの準備

焼き鳥を作るための調理器具や料理を提供する際に使用する容器や串、紙コップなども準備しておく必要があります。

調理器具に関しては、どのような焼き鳥を提供したいかによって適している器具が異なります。

例えば、本格的な焼き鳥を作りたいのであれば、炭火式の焼き鳥器がおすすめです。

ただし、炭火式は煙が大量に出るため、調理の際には注意しなければなりません。

また、薄利多売で数をさばきたいのであれば、使い勝手のいいグリル式がおすすめです。

仕込み場所の確保

キッチンカーはスペースが狭いことから、簡単な加熱料理や盛り付けなどの作業しかできません。
そのため、食材の仕込みは別の場所で行う必要があります。エリアによっては車内での仕込み作業を禁止しているところもあるため注意してください。

仕込みができない場合、別途仕込み場所を確保しなければなりません。

出店エリア探し

キッチンカーの売上を大きく左右するのが出店エリアです。キッチンカーを路上に止めていきなり販売することはできないため、事前に出店エリアを探しておく必要があります。
出店エリアの例としては、イベント会場やオフィス街、スーパーや商業施設にある駐車場などが挙げられます。

また、住宅街や学校に出店しているケースもあります。ターゲットによっても出店エリアは異なるため、自身のお店のターゲットを明確にしたうえで、出店エリアを検討することが大切です。

必要な資格・許可取得

先ほど紹介した資格や許可などを取得します。食品衛生責任者に関しては、講習会のタイミングが決まっているため、スケジュールを確認したうえで受講するようにしてください。

食材の仕入れ先の選定

食材の仕入先も決めておかなければなりません。仕入先によって価格が異なるため、仕入先は利益にも大きく影響します。

また、焼き鳥はももやむね、きも、かわ、ぼんじり、軟骨など部位がさまざまであるため、どの部位の焼き鳥を扱うかによっても仕入先が変わってくる可能性があるでしょう。

焼き鳥の移動販売で儲ける方法

焼き鳥の移動販売・キッチンカーで売上を増やすには、以下の3点に着目してください。

客単価をあげる

焼き鳥は1本あたりの価格は決して高くないため、客単価をいかにしてあげるかが売上アップの鍵となります。
例えば、ドリンクのようなサイドメニューをつけることは1つの方法となるでしょう。イベント会場などの場合、アルコール類があると購入者が増えるかもしれません。

また、高単価のメニューやトッピングを用意することでも客単価を高めることができます。

出店エリアを入念に検討する

繰り返しの説明となりますが、移動販売ではどこに出店するかが売上に大きく影響します。

自店のメニューやターゲット層、エリアの特徴などを踏まえたうえで、検討することが大切です。

例えば、仕事終わりのサラリーマンが多いエリアであれば、缶ビールを買って焼き鳥を食べようと考える人がいるかもしれません。

また、移動販売は移動できる点が特徴ですが、頻繁に出店エリアを変更することはおすすめしません。顧客がつくまでには一定の時間がかかるため、継続することが大切です。

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販促活動を積極的に行う

出店して顧客を待つだけでなく、積極的に販促活動を行うことも売上アップを目指すうえでは非常に重要です。

例えば、POPや看板、のぼりなどを使って視覚的に認識してもらうことで興味を持つ人がいるかもしれません。

また、SNSを使って「今日は●●で出店します!」「これから××に移動します!お昼前に到着予定なので、ランチにぜひ」「今日のオススメはねぎまです!」といった形で宣伝することも効果的です。

まとめ

今回は、焼き鳥の移動販売のメリットやデメリット、開業資金、開業までのステップなどについて解説しました。移動販売は出店場所を柔軟に変更できる点が特徴であり、開業資金も店舗型よりも抑えやすくなっています。開業にあたっては、キッチンカーの手配をはじめとして各種資格や許可の取得、出店エリアの検討などやるべきことがたくさんあります。開業を検討している方は、今回の内容を参考に準備を進めてみてください。

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