フランチャイズは、独立志向の高い20代にも人気の起業方法です。
実際、「フランチャイズに加盟してビジネスに挑戦してみたい!」と考えている20代の方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、20代がフランチャイズに加盟してビジネスを始めるメリット・デメリットについて紹介していきます。
- 成功する上で欠かせないポイント
- 実際にビジネスを始める際の注意点
などについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
20代でフランチャイズに加盟してビジネスを始めるメリット
20代という若い年代でフランチャイズに加盟してビジネスを始める場合、さまざまなメリットが期待できるようになります。
主なメリットは、以下のとおりです。
- 若いため再起しやすい
- 体力があるため挑戦できる業種の幅が広い
- 自由に行動しやすい
- 年上の経営者にかわいがってもらいやすい
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
若いため再起しやすい
20代の最大の武器は、その「若さ」です。
仮に23歳から挑戦して4~5年頑張ってみたものの、結果が出ず、再就職することになったとします。
それでも、まだ27~28歳なので、十分に再起を図ることができます。
一方、中高年で独立して失敗してしまった場合、再起を図るときに若さという武器を使うことができません。
経歴やスキル、資格を持っている人であれば再就職にも困らないかもしれませんが、そうでない場合、独立する前のような待遇での再就職は難しいでしょう。
仮に事業に失敗してしまったとしても、それを一つの経験として捉えたりアピールしやすい傾向にあるのも20代でビジネスに挑戦するメリットです。
体力があるため挑戦できる業種の幅が広い
フランチャイズでのビジネスには定年退職がありません。
そのため、始めようと思えば何歳からでも始めることができます。
ただ、高齢になると20代のときと比べて体力が低下するため、体力の必要なビジネスには挑戦しづらく、業種の幅が狭まってしまう傾向にあります。
一方、20代は体力があるため、中高年のように体力で業種の幅が狭まってしまうことがありません。
飲食店など定番の職種はもちろん、ハウスクリーニングやビルメンテナンスなど体力勝負のビジネスにも挑戦できます。
自由に行動しやすい
例外もありますが、20代には独身が多く、自由に行動しやすいという強みもあります。
独身であれば配偶者や子どもがいないため、独立という多少リスクのある方法を選んだとしても問題になりません。 フットワークも軽いので、今住んでいる地域から移動することになっても身一つで移動できます。
30代や40代になると結婚していたり子どもがいる人も多く、独立という選択がどうしてもリスキーになってしまう傾向にあります。
そういった制限が生じにくい点は、20代ならではのメリットです。
年上の経営者にかわいがってもらいやすい
フランチャイズに加盟してビジネスを始めると、徐々にその業界の他の経営者とのつながりが出来てくるようになります。
20代の若い経営者は基本的にどの業界でも珍しく、中高年の経営者にとっては応援したくなる存在です。
もちろん応援してもらうには積極的に接点を作ったり頑張っている姿勢を見せる必要がありますが、情報やノウハウを提供してもらえたりサポートしてもらえるなどさまざまなメリットが享受できるかもしれません。
20代でフランチャイズに加盟してビジネスを始めるデメリット
20代という若さでビジネスに挑戦する場合、メリットだけでなくデメリットもあるため注意しなくてはいけません。
20代でフランチャイズに加盟してビジネスを始めるときに懸念される主なデメリットとして、3点があげられます。
- 経験が浅い
- 社会的な信用が低く融資を受けづらい
- 若いため軽く見られやすい
それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。
経験が浅い
20代で独立した場合、どうしても社会人としての経験が浅くなってしまいます。
社会人として働く中で得た経験はフランチャイズに加盟してビジネスを展開していく中で活きることも少なくないため、その経験が得られていない点は若い世代ならではのデメリットになります。
もちろん独立して自分でビジネスに挑戦する方が経営者として得られる経験は多くなります。
ただ、独立したての頃は経験不足から色々と悩むことも出てくるはずなので、忍耐力を持って取り組むことが大切です。
社会的な信用が低く融資を受けづらい
若さは社会的な信用にも影響します。
新卒で就職してすぐに退職し、ビジネスを始めるとなると、どうしても社会的な信用が低くなってしまうため融資を断られてしまう傾向があります。
アピールできる実績があれば担当者の見る目も変わるかもしれませんが、若いとアピールできるほどの実績がないことがほとんどです。
しっかりと練られた事業計画書を作成できれば融資を受けられる可能性はありますが、説得力のある資料作成やプレゼンが必要になります。
若いため軽く見られやすい
メリットの「年上の経営者にかわいがってもらいやすい」と矛盾するように感じられるかもしれませんが、中高年の経営者の中には若い経営者というだけで軽く見る人もいるので注意しなくてはいけません。
フランチャイズでのビジネスは商品の仕入れ先などもすでに開拓されているため、ビジネスをおこなう上で若さが弊害になることはほとんどありません。
しかし、地域の経営者の集まりなどで別の経営者から軽く見られてしまう可能性はあります。
ただ、そういった人とは無理に付き合う必要はありませんし、付き合うメリットもないので、軽く流すなどしてなるべく相手にしないようにしましょう。
20代でフランチャイズに加盟してビジネスを始めるときの注意点やポイント
独立して成功したいと考えているのであれば、ビジネスに取り組む上での注意点や成功するためのポイントについても把握しておかなくてはいけません。
20代でフランチャイズに加盟してビジネスを始めるときの主な注意点やポイントとしては、3点があげられます。
- プライベートの時間を犠牲にする覚悟が必要
- サポートが充実しているフランチャイズを選ぶ
- 本部頼りにならず積極的にビジネスに取り組む
それぞれ詳しく解説していきます。
プライベートの時間を犠牲にする覚悟が必要
20代で独立してフランチャイズでのビジネスを始める方の中には仕事とプライベートを両立しながら順調に成功する人もいますが、そういった人は極稀です。
「本気で成功したい!」と考えているのであれば、
- 友人との遊びや飲み会
- 趣味に費やす時間
- 自宅でのんびり過ごす時間
など、プライベートの時間を犠牲にする覚悟を持って取り組まなければいけません。
実際に若くして成功している人は口を揃えてそう言っています。
「結果が出るまではビジネスに集中する」など、結果を出すことにフォーカスして取り組むようにしましょう。
サポートが充実しているフランチャイズを選ぶ
20代は社会人経験が浅いため、ビジネスに取り組んでいく中で悩んだり迷ったりすることが多くなる傾向にあります。
そこで頼りになるのが、フランチャイズによるサポートです。
フランチャイズの中にはサポート体制が充実しているところがあり、ただ単にノウハウを提供してくれるだけでなく、経営を色々な側面からサポートしてくれます。
一方、サポートが充実していないフランチャイズもあるので、なるべくサポート体制の整っているフランチャイズを選ぶようにしましょう。
本部頼りにならず積極的にビジネスに取り組む
すでに成功している企業のノウハウを提供してもらいながらビジネスに取り組める点がフランチャイズでのビジネスの最大の魅力です。
ただ、ビジネスに取り組みやすい環境が整いすぎていることで、つい本部任せになってしまう人も少なくありません。
本気で成功したいと考えているのであれば、決して本部に頼りっきりにならず、自分で積極的にビジネスに取り組むことが大切です。
「本部に任せていれば成功できる」という考えだと失敗しかねないので、その場合は意識を変えるところから始めるようにしましょう。
まとめ
20代でフランチャイズに加盟してビジネスを始めるメリットとデメリットについて紹介してきました。
20代という若い年代での独立にはデメリットやリスクもありますが、「若さ」で得られるメリットも大きく、万が一ビジネスに失敗しても再起しやすい点は、20代という若い年代の特権でもあります。
経験不足などカバーできるフランチャイズを選んで加盟するようにしましょう。